今回はマルニ製椅子の張り替え依頼の修理事例紹介です。
このような張り込みタイプの椅子にグラツキなど木部に不具合がある場合は
張りかえるタイミングでないと修理できません。
一番状態の悪い椅子を画像で紹介させていただきます。
張り替え希望なんですが、座ると壊れそうな状態でした。
少し生地をはがしてみたところ座枠右前部の接合ダボが折れています。
はがし作業を進めると後ろ座枠にもなにやらイヤな予感がします。
やっぱりです。
ベースに使用されているSバネが後ろ座枠にめり込んで
材破しそうでした。
少し触ってみるとやっぱりです。折れました。
これは、新しい部材をつくり直さざるえません。
職人に後ろ座枠をつくってもらい
なんとか組み立ての工程まできました。
肘を取り付けて木部修理完了です。
ようやく張り工程へ廻せます。
しかしまたまたやってしまいました。
張替完成写真撮り忘れです (´;ω;`)ウッ…
メーカー(マルニ)さんのカタログから今でも継続して
販売されています。参考写真載せておきます。
30年以上前の椅子ですが現在も継続販売されています。
ちなみにメーカーさんで新品購入で67,000円~です。
今回の修理木部修理+張替えで約40,000円です。
高いと感じるかお値打ちと感じるかはほんとお客様次第ですね。
いやいや絶対にお値打ちですよね!笑。