こちらは白い栃。一部に赤い部分があると思うのですが、ここが赤太と呼ばれる部分。中心に近いところが赤太と呼ばれ、こんなふうに色が違います。白い部分は丸太の外側の部分なので、全面が白い板だとそれだけ太い大木から製材しているといえるんです。なので白い栃はとても希少でもあります。
ですがどうでしょう?
全面が白いと、ある意味退屈では?という風に感じられる方もいらっしゃると思います。
実は
栃は白い板がいい!という方と
赤太も入ったワイルドなもののほうがいい!
という方に分かれるんですね。
つまり材料として貴重だったり、珍しいものでも、
お客様の好みや感じ方によって価値にならないものもあります。
そのため、私たちは一枚板を選ばれる際に、
まずは値段を気にせず、木の色、木目、肌触りが自分の好きなものかどうか見定めてほしいと思います。
その中でこれはさすがに価格が高いからやめておこう・・・とか、
自分はとても好きだけど、なぜか安い!ラッキー!
等、価格とのマッチングがあるのかなと思います。
まずは自分の好きな一枚を探す!
これが大切だと思いますし、好きな一枚がないなら、ひたすら脚でかせぐというか、いろんなお店を見て回って好きな一枚との出会いを探してもらえたらなーと思います。