すべての一枚板には歴字があります。それはその木が育った土地の空気、土壌の性質、自然環境(台風、地震、火山等)によって残る杢目や色。また他の外的要因(虫、動物)による傷。これらはすべてその木の歴史といっても過言ではありません。一枚板には同じものはないすべてが違う表情。これらの木は丸太として製材された後、自然乾燥その後ボイラーによる低温乾燥と高周波プレスで水分量を整えていよいよ研磨。できる限り自然の形を残しながら削っていきます。木が刻んできた歴史を生かして杢目を合わせて調整しながらオイル塗装。できる限り凹凸のない状態に仕上げていきます。すべての工程で木の歴史にあった最高の状態を意識して進めていきます。木自体の歴史と作る側の歴史を感じてもらえるようにそれが一枚板に対する感謝としてとらえています。世代を超えて幾世代も思いをつなげる一枚板。自然の美(杢目)、それがある暮らしに優しさと笑顔が自然と生まれるそんなシチュエーションを届けたいと思います。
スタッフ もりさき