前回は、無垢材のお話を書かせていただきましたが天然木と無垢材の違いが分かりにくいということがあり少し説明させていただくと家具を販売されているお店の方でも誤った認識をされている方もいるようで合板を無垢材と思われているようですのであらためて家具に使われている代表的な材料を挙げさせていただくと 1.突板 天然木を薄くスライス(大根のかつら剝き状態)して合板の表面に貼る薄い紙のような厚さの板。 2.ベニヤ(合板)天然木をスライスした単板を繊維方向が互い違いに直交するように複数枚を重ね、接着剤で張り合わせ一枚板に加工したもの。 3.木質ボード 天然木の繊維やチップを固めて板状にしたもの。 4.集成材 小さい木材、短い木材 を張り合わせたもの。 5.幅はぎ(剥ぎ)材 無垢板の幅だけを貼って作った広い板。 6.一枚板 丸太から切り出したそのままの板。サイズや厚みは既製品のように決まっていない。 こんな感じになります。ですから合板は天然木ではありますが無垢材ではありません。天然木とは書いて字のごとく天然の木材のこと。つまりこれらすべては天然木に分類されます。なお無垢材とは一本の丸太から角材や板を直接必要な寸法に切り出したものになります。そして小さな木の破片や薄い板を集め接着剤で貼り付けて大きな寸法の部材(材料)としたものは木質材料となります。天然木と無垢材の話をさせていただきましたがそれよりも未来を担う子供たちに木のぬくもりをしっかり伝えていきたいと感じています。
スタッフ もりさき