前回お話しさせていただいた森の循環の中でも一番大事な ”木を伐って使うこと” が必要という事について木には人工で作られたプラスチックとは違い自然の材料ならではの良さがあります。また限られた資源の石油や鉱物とは違い逆に手をかけることによって再生可能な持続的に使い続けられる資源という点でも優れているといえます。しかし木製品として使われていたものは現状いろんな樹脂製品にとってかわられています。木は捨てる所がなくすべて有効利用できます。木は燃やしてバイオマス発電として電気を生みだしたり、最近は高いビル建設に木材も使われたりしています。今後木を使う機会が増えると国産の木材出荷も増え ”伐るべき木” がきちんと伐られるとまたあらたに植林もでき理想の「森林の循環」が守られます。そして森林で働く人も増え収入にもつながり林業の人手不足解消にも一役買ってくれるでしょう。手入れが行き届いた森林は、きれいな水や空気を生み動物や植物が生まれ、本来の美しい山々に戻っていきます。このように木を適切に使うことが地球を守ることにもつながります。
スタッフ もりさき