今回の修理は、座面の底がぬけてしまったようになる症状を直すものです。
座面にしわが寄っていますが、ここの部分が落ち込んでしまいました。
こうしたタイプの椅子は、
座面を支えている一番肝心のウェービングテープを直す必要があるため、
修理するならば、表の生地を交換し、内部のクッションもはずさなくてはならないため、
費用も高くなりがちです。
外してもう一度同じ生地を張るのは、お勧めできませんし、
表の生地は一見大丈夫に見えても、やはり年数分劣化してしまっているものなのです。
なので折角中を綺麗にしても、表面の生地がすぐ破けてしまうなんてことがあっては、
やはり本当の意味で修理したことになると考えていません。
なので、やるなら全部しないと意味がない!!でも全部するには修理費用が高くなる!!
という問題が発生してしまうのです。
そんな時、
裏面にチップウレタンと呼ばれるクッションを入れて、
そこから合板で蓋をすると、
底抜け感があった座面が直ります。
シンプルだけど効果的な方法で、
同じタイプの椅子をお持ちでお困りの方は、
ご相談ください!
座面のしわがなくなって、ちょっとふっくらしているように見えませんか?
今回のお客様も、まずは一脚この方法で修理をしてみてご満足いただけるようであれば、
残りの椅子もしてみようというように行いました。
家具のお困りがあれば、まずはご相談下さい!