座面の張替え作業。
座面張替えは家具修理においてはとても日常的な作業です。
修理のお問い合わせのだいたい6割くらい、半分以上は張替えになるので、
どれだけ多くの方の困りごとになっているかわかると思います。
10年使ってぼろぼろになりましたという方もいれば、
20年使ってぼろぼろになりましたという方もいらっしゃいますし、
椅子自体の作り方はもちろん、使い方によってもその状態は千差万別。
正直にお話すると、10年使って張替えに来られた方は、
ある意味当然というか、5年~10年くらいで何かしらダメージが出てくるものなんですね。
20年間、生地や内部のクッション材であるウレタン材が使える状態であるというのは、
作り方はもちろん、使い方もとても丁寧だった、または使用する頻度が少なかったから
使うことが出来たんじゃないかな?
と、そういう風に思うわけです。
なので5年~10年で、新しい生地に交換して、インテリアをかえてみたり、
気分をリフレッシュするというのも一つだと思います。
座面の生地を交換することは特別なことではないですし、
身近なものとして、修理やリメイクをしながら末永く家具を楽しんでもらえればなと思います。