同じ漢字でも並び方が変われば厳密に変わってきます。そのような熟語の例として木材と材木が挙げられます。両者共にどちらも切断して建築物や木製品の原料になる木のことを指さしていますが微妙に意味が異なります。この意味の違いは加工の度合いが違います。木材とは原木を切断して材料や原料として用いる木のことで一枚板はこちらに入ります。一方、材木とは一定の長さや大きさなどに製材し用材となった木のことを表します。つまり木材より材木のほうが加工が進んでいる状態です。ちなみに木を切り出した後に材木にするためには機械の のこぎりで切ったり機械の かんなで削ったりする必要があります。そのようにすることで建築材料や家具の材料として利用できることとなります。皆さんがDIYなどで使うために買われている材料はほぼすべて材木の状態になっています。
スタッフ もりさき