年輪とは、小学生の頃 理科の授業で習った記憶の方もいらっしゃると思いますが樹木の幹の横断面(木口)に見られるほぼ同心円状の輪。形成層の活動は外界の状態に影響されるため、気温の年較差の大きい温帯などに成育する樹木では、一年を単位とする周期性がありそのため材部に粗と密の輪郭が出来る。この成長輪が年輪です。私どもで扱っている一枚板のテーブルの天板は一部 屋久杉等の針葉樹を除くとほとんどが広葉樹になりますので同様に年輪が形成される広葉樹でお話しさせていただくと春の形成層活動が再開されたとき特に大きな道管が出来、夏以降の晩材部には細い道管のみがつくられるものがある。これらは大きな道管が年輪に沿って同心円状に配列するので環孔材と呼ばれる。ケヤキ、ミズナラなどではこうした年輪が肉眼でも明確に認められる。これに対して1年輪内に似た大きさの道管が散在しているものは散孔材とよばれる。サクラなどの散孔材では、顕微鏡などによる観察ではこうした特徴が明瞭に認められるが、肉眼では判然としないことが多い。年輪はこのように1年のうちで成長の活発な時期と不活発な時期が周期的にあることから温帯に関わらず、雨季と乾季の違いのある地域でも年輪は形成される。しかし、熱帯降雨林のように一年中樹木が成長を続けているところでは認められないのが普通とされている。ちなみに当店にて展示販売の板は約100~300年の樹齢となるものが一般的です。長い年月を経て成長した大木を利用して大切に加工させていただき一枚板となりお客さまのお家にお届けすることが出来ることに当社スタッフは皆幸せを感じております。
スタッフ もりさき